新築マンションのお引き渡し後すぐに、全ての内装工事とアトリエ工事を行いました。最上階のリビングにある大きな窓の正面には清水寺があり、建仁寺や平安神宮の鳥居、眼下には鴨川を見下ろす絶景が広がっています。
海外、国内で作品を受賞されているPhotographer/Artistの先生のアトリエのインテリアプランをご依頼いただきました。



ホール廊下は、金糸が織り込まれた輸入織物クロスで仕上げ、スイッチやコンセントはマットグレー、プレートはゴールドに交換しました。

間仕切りのウォールドアを壁画で仕上げ、余白の美を意識して「芳春」を配置しました。京都にふさわしい襖絵となり、マティスのマグノリアのイメージとも重なります。


お施主様から、ウォールドアを京都の東山の借景にふさわしい仕上げに変えてほしいというご要望をいただきました。インテリアヤマモト様と職人の皆様の施工技術にも助けていただき、お気に召していただけたことを大変嬉しく思います。


東山を望む大開口の窓には、片引きのレースと電動プレーンシェードを採用しました。色のグラデーションがあるレースは、閉じたときに裾側が鴨川の流れをイメージする深みのあるブルー、上部はグレージュにして東山の景色に調和するようにしました。お手持ちの家具と調和するように、ワインセラーが収まるオーダー家具を製作し、床面への間接照明は調光できるようにしました。



琳派の尾形光琳の作品を彷彿とさせるドレープ生地を、舞台の幕のように電動昇降にしました。幕が上がると、目の前に広がる東山や清水寺、鴨川の景色が、先生の創作活動のインスピレーションに繋がることを願っています。



アトリエでは製作過程で音響の録音も行うため、防音工事も実施しました。



洋室には和紙のクロスを採用し、質感や色柄を損なわないようにカーテンはクロスと同柄のような生地のプレーンシェードにしました。
現地を拝見できたのは工事着工の1か月前に数時間だけでしたので、事前の検討は難しさがあり、2期工事へ繋がる大変やりがいのあるプロジェクトとなりました。こちらのアトリエから生まれる作品を楽しみにしています。